私がアトピー性皮膚炎を発症したあと、最初は近所の皮膚科に行ったと思うのですが、あまり記憶にはありません。
過去に経験した治療のなかで一番古い記憶は、京都にある高雄病院というところで漢方薬を用いる治療を受けたことです。
時期は1991年頃だったと思います。ずいぶん昔のことなので、今の高雄病院の治療法とはちがっているかもしれません。まあ、もう変わっているでしょうね。
治療内容以外で印象に残っていることは、とにかく遠く感じたこと。
今の高雄病院のホームページを見ると、京都駅からバスで50分と書いてありました。
その通り1時間近くバスに乗っていた記憶があります。
当時は滋賀県に住んでいたので、ほぼ片道2時間かけて通っていました。
バスの本数も多くはないので、帰りはバスを待つ時間もプラスされます。
通うのは大変でした。
それでも通っていたのは病気がつらく、なんとか良くしたかったから。
なぜこの治療法を選んだかというと、親のすすめでした。
親もどこかで聞いてきたのでしょう。
私もなんとなく漢方薬にいいイメージをもっていましたので、行くことにしました。
その漢方薬ですが、医師の先生に症状を見てもらって処方してもらいます。
その時の症状に合わせて何種類かの漢方薬の配合を決めてもらっていました。
具体的にどんな漢方薬が入っているのかは、詳しくは聞いていなかったと思います。
また、結構な薬代を支払っていた記憶があります。
スーパーに売っている煮干しの出汁のように、紙の袋に漢方薬が入ったものを受け取って帰りました。
それを家で土瓶で煮出して、煮出した汁を飲みます。
台所で煮出している途中から強烈な匂いがし、換気扇を回していても部屋に充満します。
とても強烈なにおいと苦味で、大変飲みにくいものでした。
数十分の間、煮出し終わるのを待っているのがつらく、気分が滅入りました。
出来上がってからも一気には飲めず、少しずつ飲むのは苦行に感じました。
それでも飲んでいたのは、やはりなんとか病気を良くしたかったから。
高雄病院は入院施設もある大きな病院でした。
病院の中に売店があり、有機農法・無農薬の食べ物や自然派の化粧品などが売っていたのを今でも覚えています。
そういうのが体にいいのだなと漠然と感じ、一時期はそういうものを選んで食べていました。
逆に体に悪い食べ物がどういうものか説明した本なども売っていて、繰り返し読んでいた記憶もあります。食品添加物が体に良くないという内容でした。
アトピー性皮膚炎の病気の仕組みも、売店で売っていた本からこのとき初めて知りました。仕組みというのは、この病気は一種のアレルギーだということです。
基本的に、この当時の高雄病院はステロイド外用薬は使わない方針だったと思います。私もいったん止め、リバウンドの状態だったはずです。
しかしながら症状が良くならなかったからか、そのうちステロイド外用薬を薄めたものを処方してもらうようになり、結果としてはまた薬に頼るように戻ってしまいました。
1〜2年は通っていましたが、環境の変化もあり止めてしまいました。
今から振り返ると、この治療法は私には合わなかったようです。
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